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科学技術の進歩のための税金投入は本当に無駄なのか?

  • Posted by: Y.Tsukada
  • 2005年3月 7日 20:27
  • my opinion

H2A-F7の打ち上げが先日無事成功し、衛星も順調に飛行しているようである。
しかし、一部マスコミで過去の失敗を引き出し、あたかもその税金が無駄とかし、
今後の宇宙開発すらも疑問視するような報道がなされたことに、一抹の寂しさを
感じた。

思えば砕氷船「しらせ」の後継とされる船の建造費すらもなかなか出なかった
時勢である。国家の財政も非常に苦しいことは誰の目にも明らかである。

アメリカなどの国のロケットの成功率をまた引き合いに出し、若干日本の開発を
疑問視するような報道もあったように感じられた。

しかしである。
日本の宇宙開発の予算が数千億円なのに対し、アメリカやロシアは数兆円規模の
予算をつぎ込んで宇宙開発を行っているのである。予算ぎりぎりのなか、日本の
技術者は苦心してロケットを作り上げているのである。

私は悔しい。
私は日本国内で、技術者たちが本当に正当な、十分な評価をされているのか、
疑問を持っている。青色発光ダイオードの件もそうである。あれだけ立派な発明
を行い、会社に巨大な利益をもたらしたのに、たった6億数千万(8億の中の2億
数千万は実は遅延損害金である。よって、実際の評価額は6億数千万である。)
しか評価されない現実はあまりにもひどい。

日本の科学技術への関心はここまでひどいのか?
科学技術のための税金投入すらも「必要」と思われなくなるだけでなく、「無駄」と
まで思われるようになってしまったのか。

私はそうなってしまったとは絶対に思いたくないのであるが、現実は果たしてどうな
のであろうか・・・。

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