- 2006年1月29日 23:59
３年生になったら一人暮らしをさせてあげる、と言われ、それをとても楽しみにしながら、朝早くから大学に通っていました。
そろそろ部屋選びを始めていこうか、と親と相談し、お店の人にも聞いてみなよ、と言われ、行ってみました。
予想外にあれよあれよと事が進み、ついには突然１ヶ月半後に一人暮らし開始、と決まってしまいました。
突然の一人暮らし開始。
３年生になってから、そうでなくても３月頃から、と心づもりしていたはずなのに。
でも、まだ大丈夫でした。
なぜなら、実家近くで週末アルバイトがあり、必ず帰る必要がありましたから。
一人暮らしを始めて1ヶ月半。
アルバイト先では、シフト大変更の時期でした。
その時は突然やってきたのです。
週末にあった実家近くのアルバイト先から配置転換。
週末に実家に帰れなくなった。
一人暮らしを待ち望んでいたはずなのに。
住む家を嬉々として探していたはずなのに。
部屋が決まったときも、突然という感がしていたのにも関わらず「よかったね」と親に言われて、「うん」とにこやかに返事をしていたはずなのに。
これからより一層炊事を頑張らなくっちゃ。
これからより一層洗濯を頑張らなくっちゃ。
これからより一層掃除を頑張らなくっちゃ。
これからより一層買い物を頑張らなくっちゃ。
これからより一層勉強を頑張らなくっちゃ。
これからより一層アルバイトを頑張らなくっちゃ。
これからより一層・・・。
これからより一層・・・。
これからより一層・・・。
今まで家族の結びつきがとても強かった、毎年欠かさず家族旅行に行っていた、そして父が単身赴任をしていても必ず週末に帰ってきて、週末に実家に帰れば必ず一家がそろうという私たちが、初めて分解した日。2006.1.30。
しかも、待つ側ではなく、去る側になるなんて。
一人暮らしを待ち望んでいたはずなのに。
これから色々頑張るぞ、と思っていたはずなのに。
一人暮らしで自由にできる、と思っていたはずなのに。
でも。
家族みんながそろっているのが当たり前と思っていたはずなのに。